データ領域では、データを小計または合計して表示できます。
このトピックでは、各データ領域で、小計または合計を設定する方法について説明します。次の手順は、Visual Studioのプロジェクトにページレポート/RDLレポートのテンプレートをすでに追加して、データソースに 接続したことを前提にしています。詳細は、「プロジェクトにレポートを追加する」と「データソースとの接続」を参照してください。
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メモ: 以下の手順は、Reelsデータベース(Reels.mdb)のDvdStock、CustomerReceiptとSaleテーブルを使用しています。Reelsデータベース(..\ActiveReportsNET9\Data\Reels.mdb)へのアクセス権限が必要です。 |
Tableで小計または合計を設定する
Tableのグループに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にTableデータ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、Tableの詳細行に小計を表示したい数値のフィールド(例えば、InStock)を配置します。
- 次の手順に従って、Tableデータ領域にグループを追加します。
- Tableデータ領域内をクリックし、行と列のハンドルを表示します。
- Tableの左端にある行のハンドルを右クリックし、[グループの挿入]を選択します。
- [Table - グループ]ダイアログでは、データをグループ化したいフィールド(例えば、StorePrice)を[グループ化の条件]フィールドに設定します。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。Tableには、グループヘッダとグループフッタの2つの行が追加されます。
- [レポートエクスプローラ]から、手順2で詳細行に追加した数値のフィールド(例えば、InStock)をグループフッタの行に配置します。
- グループフッタの行に追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、合計を計算するためにSum関数の式を追加します。(例えば、=Sum(Fields!InStock.Value))
- プレビュータブへ移動し、Tableの各グループの最後に小計を示すレポートが表示できます。
Tableに合計を表示する
- Tableのフッタ行に上記の手順で使用した数値のフィールド(例えば、InStock)をドラッグします。
- Tableのフッタ行に追加したフィールドをダブルクリックし、合計を計算するためにSum関数の式を追加します。(例えば、=Sum(Fields!InStock.Value))
- プレビュータブへ移動し、Tableの最後にあるフッタ行に合計を示すTextBoxが表示できます。
Listで小計または合計を設定する
Listに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にList データ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、Listデータ領域上に数値のフィールド(例えば、Price)をドラッグ&ドロップします。
- 追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、小計を計算するためにSum関数の式を追加します。(例えば、=Sum([Price] * [Quantity]))
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メモ:この状態でレポートをプレビューすると、各売上の行に合計が表示されます。 |
- 次の手順に従って、Listデータ領域の詳細行にグループを追加します。
- リストを右クリックし、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択し、[プロパティ]ウインドウ内にある[プロパティ設定ダイアログ]のリンクをクリックします。
- [詳細行のグループ化]ページにある[グループ化の条件]フィールドでは、データをグループしたいフィールド(例えば、AccountNumber)を選択します。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
- プレビュータブへ移動し、各口座番号ごとの小計を示すレポートが表示できます。
Listに合計を設定する
- Listデータ領域の直下に合計を表示する数値のフィールド(例えば、Price)をドラッグします。
- 追加したフィールドのテキストボックスをダブルクリックし、合計を計算するためにSum関数を式に追加します。(例えば、=Sum([Price] * [Quantity], "List1")) 。
- プレビュータブへ移動し、Listの最後に合計を示すTextBoxが表示されます。
BandedListで小計または合計を設定する
BandedListに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上にBandedListデータ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、BandedListの詳細バンドに数値のフィールド(例えば、InStock)をドラッグ&ドロップします。
- 次の手順に従って、BandedListデータ領域にグループを追加します。
- BandedListを右クリックし、[グループの挿入]を選択します。
- [BandedList - グループ]ダイアログでは、データをグループ化したいフィールド(例えば、StorePrice)を[グループ化の条件]フィールドで設定します。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。BandedListには、ヘッダとフッタのペアのグループのバンドが追加されます。
- [レポートエクスプローラ]から、手順2で詳細のバンドに追加した数値のフィールド(例えば、InStock)をグループフッタの行に配置します。
- 追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、合計を示すSum関数の式を追加します。(例えば、=Sum(Fields!InStock.Value))
- [プレビュー]タブへ移動し、BandedListの各グループの最後に小計を示すレポートが表示できます。
BandedListに合計を追加する
- BandedListのBandedListFooterバンドに上記の手順で使用した数値のフィールド(例えば、InStock)をドラッグします。
- BandedListFooterバンドに追加したフィールドのTextBoxをダブルクリックし、合計を示すSum関数の式を追加します。(例えば、=Sum(Fields!InStock.Value))
- [プレビュー]タブへ移動し、BandedListの最後にあるBandedListFooterバンドに合計を示すTextBoxが表示されます。
Matrixで小計または合計を設定する
Matrixに小計を設定する
- Visual Studioのツールボックスから、デザイナ面上に Matrixデータ領域をドラッグ&ドロップします。
- [レポートエクスプローラ]から、Matrixの左下のセルにフィールド(例えば、Store)をドラッグ&ドロップします。この行ヘッダのセルにフィールドをドラッグすると、行のデータが自動的にグループ化されます。
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[レポートエクスプローラ]から、Matrixの右上のセルにフィールド(例えば、SaleDate)をドラッグ&ドロップします。この列ヘッダのセルにフィールドをドラッグすると、列のデータが自動的にグループ化されます。
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メモ:この例では、各年ごとのデータを表示するために、「SalesDate」フィールドの値を、=Fields!SaleDate.Value.Year のように更新しました。 |
- [レポートエクスプローラ]から、Matrixの右下のセルにフィールド(例えば、SalesAmount)をドラッグ&ドロップします。
- 手順4で追加したフィールドをクリックし、[プロパティ] ウィンドウへ移動します。
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[プロパティ]ウインドウのValueプロパティに「
=Sum(Fields!SalesAmount.Value)」の
式を設定します。これにより、各行と列の交差しているセルに総計データが表示されます。
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メモ:Valueプロパティでは、小計のデータを計算するために、式内に任意の集計関数を設定できます。例えば、詳細セルのValueプロパティに「=Max(Fields!SalesAmount.Value) 」の式を設定すると、各行と列の交差しているセルに最大値が表示されます。 |
- Matrixデータ領域では、列ヘッダを右クリックし、[集計]を選択します。「Total」というテキストが表示されたテキストボックスが右側に追加されます。これは、各行のグループの小計を示します。
- 行ヘッダのセルを右クリックし、[集計]を選択します。「Total」というテキストが表示されたテキストボックスが下部に追加されます。これは、各列のグループの小計を表示します。
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[プレビュー]タブに移動し、各年間の小計を表示します。
Matrixに合計を追加する
- Matrixの最後のセルは、2004年と2005年のすべての商店の売り上げの合計を示しています。
- 結果を表示するには、 [プレビュー] タブへ移動します。
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